みなさまこんにちは、ラッコ(@rakkokkoblog)です。
9/17から京都東山・京セラ美術館にて開催されているアンディ・ウォーホル展へ行ってきました!
学生時代に使っていた美術の教科書で見たなあ、あのマリリン・モンローの人だなあくらいの激浅な知識で行きましたが、すごく楽しかったのでご紹介していきます!
アンディ・ウォーホルとは?どんな人物?
アンディ・ウォーホル(Andy Warhol, 1928-1987)は、アメリカ・ピッツバーグ出身で、そのキャリアを商業デザイナーとしてニューヨークでスタートさせ、線画にのせたインクを紙に転写する「ブロッテド・ライン」という手法を多用しました。
30代でアーティストとして本格的に制作を開始。
初期にはアクリル絵具などでキャンバスに描いていましたが、1960年代以降はニューヨークに”ファクトリー”と呼ぶアトリエを設け、当時目覚ましい経済成長のさなかにあったアメリカの大量消費社会を背景に、版画技法のシルクスクリーンを用いた“大量生産”のアジテーションとも呼べる作品を次々と発表します。
また「キャンベル・スープ」「コカ・コーラ」など当時広く普及していた人気商品や「マリリン・モンロー」「エルヴィス・プレスリー」など数多くの有名人をモチーフに次々と作品を制作し、「ポップ・アートの旗手」として活動するとともに、新たなポップ・カルチャーを定義。
アートのみならず音楽・ファッション・マスメディアなどさまざまなジャンルに影響を与えました。
アンディ・ウォーホル・キョウト公式サイトより引用
名前を聞いたことがない人はいないんじゃないかというくらい有名な方ですよね。マリリン・モンローやキャンベルのスープ缶をモチーフにした作品はさまざまな場所で目にします。みなさんも一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?
ユニクロのTシャツともよくコラボしてるイメージかも
開催概要
基本情報
会場 京セラ美術館・新館「東山キューブ」
→公式サイトはこちら
所在地 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
(地下鉄東西線・東山駅より徒歩約8分)
会期 2022年9月17日(土)〜2023年2月12日(日)
開館時間 10:00〜18:00 (閉館30分前最終入場)
休館日 月曜日(祝日を除く)、12月28日〜1月2日
観覧料 一般 :土日祝2,200円 平日2,000円
大学・高校生:1,400円
中学・小学生:800円
展示作品数は圧巻のおよそ200点!作品はすべて撮影OK
ここからは気になる展示内容をご紹介します。
展示されているのはなんとアメリカにあるアンディ・ウォーホル美術館の所蔵作品のみだそうです(日本では初とのこと)。しかもおよそ200点ある展示作品のうち、100点以上が日本初公開というなんとも大規模な展覧会。
大回顧展ということで、年表なども展示されており、アンディ・ウォーホルの作品と共に彼の半生を辿れるような構成になっています。絵だけでなく、映像作品やウォーホルの作品を体験できるスペースなどもありました。
そしてなんと、展示作品すべて撮影OKです。誰かが撮った写真を保存するのと自分で撮った写真を後から見返すのとでは全然感情の昂りが違います。ここぞとばかりにたくさん撮ったので写真フォルダが大変カラフルになりました。
あの有名な作品がたくさん!マリリンやキャンベルスープも
展示はウォーホルの初期の作品から始まります。
最初はイラストレーター時代のペンで描かれた絵やコラージュのような作品が多め。
お花が描かれているものが多かった印象です。
京都には2回訪れたことがあるようで、日本に関連した作品もありました。
浮世絵好きとして、北斎の神奈川沖浪裏を模した作品はとてもテンションが上がります。
そして牛たちとお花。ここは完全なる映えスポットでした。目に入るものすべてがかわいい。
今回音声ガイドを務めている乃木坂の齋藤飛鳥ちゃんもここで写真を撮っていました。
次は〈銀の雲〉という作品を実際に触って体験できるスペースです。壁にいろいろな映像が映し出されている空間で、銀の雲を模した風船を触ってポンポンできます。下に送風機があり浮き上がらせることも。楽しいところだったのに全然伝わる写真がなくて絶望しています。ましなものを2枚載せてみます。
お次はかの有名なキャンベルのスープ缶。全部同じかと思いきや味が違うんですよね。立体のブリロの箱もかわいい。
アメリカ人にとってはよく目にする馴染みがあるものだそうです。日本で言うとキューピーのマヨネーズとかはごろもフーズのシーチキンなどでしょうか。
そしてそして・・・待ちに待った三つのマリリン。意外や意外日本では初公開だそうです。もっと線や境がくっきりしていて整ったイメージだったのですが、かすれていたりインクの着き具合が違ったり「人の手で作られているんだなあ」ということが感じとれてすごくよかったです。
こんな感じで壁一面を使うようなすごく大きな作品もありました。ロックな最後の晩餐ですね。
大胆な色使いの明るい作品が多いイメージだったのですが、結構ハードなニュースが載った新聞記事を切り取って作品にしていたり、骸骨がよく登場していたり、風刺的というかどこか影を感じるような作品もあってウォーホルへの印象が変わりました。
まだまだいろんな作品があったのですが特徴的だったり気に入ったものを抜粋して紹介させていただきました。
書いてきて思いましたが、実際にこの空間に行ってみてもらわないと良さが伝わらない気がします。壁にウォーホルの言葉が書かれていたり、照明や構成もすごくこだわられていたのでぜひ足を運んでいただきたいなあと思います!
おまけ・グッズがとてもいい
展覧会につきものなのが出口前のグッズ販売。(詳細はこちら)
今回本当に沼でした。一緒に行った知人と二人で総額3万円使ってやりました。美術館で出ていく出費じゃない。
まず驚いたのがTシャツ・バッグ・タオルなどのファブリック製品の充実具合。どれもおしゃれでとてもかわいくて買い占めたくなりました。
今回CA4LA(かしら)というおしゃれさん御用達(イメージ)の帽子ブランドとコラボしたバケットハット・ベレー帽がありました。どっちもめちゃかわです。ベレー帽がほしかったのですが、少し大きめの作りでわたしには被りこなせなかったので、バケットハットを購入しました。こっちもかわいくて満足です。
トートバッグやエコバッグも全部かわいくてどうしたものかという気持ちになりました。悩みに悩んで牛くんを購入。派手だけどモノトーンコーデとかの差し色によさそう。
あとは美術館といえばのポストカード。牛やマリリン、花など主要な作品のもは全て揃っていました。
クリアファイルもかわいくて買おうか迷ったのですが、いつも汚すのがイヤで使えなくて結局しまっちゃうので今回はやめておきました。でもとてもかわいかったので使いこなせる方にはおすすめです。
京都の有名店とコラボした商品もあったので、お土産にもいいんじゃないかと思います。
知識がなくても楽しめる!おすすめの展覧会
三連休ひまだし行ってみよ〜〜くらいの軽い気持ちで訪れたアンディ・ウォーホル展でしたが、思っていた5倍くらい楽しめました。作品数も多くて大満足です。
写真をモチーフにしている作品しか見たことがなかったので、ペンで描かれた絵やスケッチなどをみることができてとても新鮮でした。
ウォーホルのバッググラウンドを知った上で鑑賞するとまた違った印象が生まれるので、一緒に展示されているキャプションも読みながら回るとより楽しめるんじゃないかなあと思います。わたしのようにアンディ・ウォーホルを詳しく知らない人でも楽しめること間違いなしの展覧会でした!
企画展にしてはなかなかの長期開催で来年の2月までやっています。さすがアンディ・ウォーホル。
巡回はなく京都のみでの開催なのでぜひ京都観光も兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました!それでは。
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